研究ノート
中小企業(物流・建設)の業務改革を、人と組織の視点で書きためるブログ
人手不足、2024年問題、世代交代。物流や建設の中小企業は、どこも忙しくて、改善に手が回らない。このブログは、そういう現場の業務改革について考えたことを書きためる場所です。「AIで全部自動化」みたいな話はしません。業務を一つずつ分解して、人がやらなくていい所はITやAIに渡し、人は人にしかできない所(調整・育成・判断)に時間を戻す。そういう話を、現場目線で書いています。
まず読む3本
初めての方は、この3本から。
- フリーランス新法とは何か——委託ドライバーへの発注は、どう変わったのか
読むと分かること:個人の委託ドライバーに発注する会社側の義務(書面明示・支払期日・禁止行為)と、「明日走れる?」の電話だけの発注がなぜまずいか。 - 荷待ち・荷役の「別料金化」とは——タダの付帯作業、いつまで続けるのか
読むと分かること:運賃と荷待ち・荷役の対価を分けて請求する考え方と、国の標準的運賃が示す待機時間料の目安、「測る→見せる→分ける」の順番。 - 「うちは人事評価なんてしていない」——その会社も、評価はしている。ドライバーをどう評価するか
読むと分かること:評価項目と昇給への反映のさせ方を、少人数の運送会社でも回る形にする作り方。納得を殺す「後付け」の避け方から、0円で始める最初の一歩まで。
シリーズで読む
2024年からの法改正 全13本
- 1法改正の年表——いつ何が来るのか(まずここから)
- 2トラック新法とは——改正の全体像
- 3運送業の許可に更新制が入る——何を準備するか
- 4改善基準告示とは何か——拘束時間の数え方
- 5標準的運賃とは——運賃の物差しの使い方
- 6荷待ち時間を別料金にする——対価の分け方
- 7荷役料とは・相場——作業の値段
- 8取適法(下請法改正)——荷主と話すときの根拠
- 9労働者性とは何か——委託ドライバーの線引き
- 10CLO(物流統括管理者)——荷主の義務が降りてくる
- 11ドライバーの時間——人手不足は採用では埋まらない
- 12建設には基準、物流には下限——国が価格に物差しを
- 13フリーランス新法——個人の委託ドライバーへの義務
業務改善のはじめ方 全5本
ドライバーの賃金・採用・評価 全5本
記事一覧
- 2026-10-20福岡の運送会社の求人88件で、手当を数えた
- 2026-10-20運送の求人、どこを直せば他社と違って見えるのか
- 2026-10-20応募が来ても、返事が遅れて逃す:採用管理システムで減らせる所と、人が決めること
- 2026-10-20面接の記録は誰が残すか:採用管理システムに任せる所と、決めた人が書く1行
- 2026-10-20面接で聞いてはいけないこと:厚生労働省の14項目と、聞きたいことの言い換え
- 2026-10-20求人票の時給は、最低賃金を割っていないか:固定残業代を引いて割り戻すと見えるもの
- 2026-10-20いい会社なのに応募が来ない——いい会社だと分かる場所が、どこにもないだけかもしれない
- 2026-09-06建設会社がAIで速くできる事務と、速くできない事務
- 2026-09-06運送会社のAI活用で成果が出るのは、どの業務か
- 2026-08-24働き方改革推進支援助成金——運送会社は、何に、いくらまで使えるのか
- 2026-08-24熱中症対策が義務になった——現場で作るのは、紙2枚だけ
- 2026-08-24残業45時間の指導は、9月から何が変わるのか
- 2026-08-17運送会社のシステム化は、なぜ失敗するのか——導入を先延ばしにしている間も人件費は出ていく
- 2026-08-16福岡の運送会社の補助金——自社で使えるかと、いつまでか【2026年度】
- 2026-08-15業務改善助成金で、運送会社は何ができて、何ができないのか
- 2026-08-14最低賃金の引き上げに、運送会社はどう対応するか——誰をいくら上げて、原資をどこから出すか
- 2026-08-11フリーランス新法とは何か——委託ドライバーへの発注は、どう変わったのか
- 2026-08-10運送業の法改正は、いつ何が来るのか——2024年から2030年までの年表
- 2026-08-10人手不足はなぜ採用で埋まらないのか——運転席で日報を書くドライバーの話
- 2026-08-09CLO(物流統括管理者)とは何か——うちにも必要なのか
- 2026-08-07運送業に来る「適正原価」という下限——「その運賃では受けられません」と言える日が来る
- 2026-08-06改善基準告示とは何か——拘束時間を、数えているのは誰か
- 2026-08-05労働者性とは何か——うちの委託ドライバーは「社員」にされるのか
- 2026-08-04下請法が変わって、トラックの取引も対象になった——荷主と話すときの、新しい根拠
- 2026-08-03「うちは人事評価なんてしていない」——その会社も、評価はしている。ドライバーをどう評価するか
- 2026-08-02トラック運送業の許可が、5年ごとの更新制になる——いつから、何を見られるのか
- 2026-07-28業務改善やAIは、収益に直結しないのか——社長の問いに、二段で答える
- 2026-07-22荷役料とは、相場はいくらか——その積み下ろし、タダでやっていないか
- 2026-07-20トラック新法で、結局何が変わるのか——5分でわかる改正の全体像
- 2026-07-16業務分解のやり方——「分けろ」と言われても、どう分けるか
- 2026-07-16業務効率化で時間はどれくらい減るのか——議事録1本に、8,000円
- 2026-07-12「標準的運賃」とは——その運賃、下げる根拠はあるのか
- 2026-07-11誰も切らずに、6名分の仕事を5名で回した話
- 2026-07-11ドライバーが来ない求人票、来る求人票——何が違うのか
- 2026-07-11荷待ち・荷役の「別料金化」とは——タダの付帯作業、いつまで続けるのか
- 2026-07-11業務分解とは?——なぜ採用より先に「分ける」のか
- 2026-07-03「俺の手当、合ってるのか」——給与が説明できないと、人は辞める
運営者について
りゅうた|中小企業の業務改革
福岡県在住。物流のプライム上場を含む上場企業2社で10年以上、現場の業務改革に携わってきました。担当は主に人事・労務・総務。配車のベテランが休むと止まる、手順がその人の頭の中にしかない——そういう「人に張りついた仕事」を、分解して、回る形に直す。そんな現場を、ずっと見てきました。
このブログは、そういう現場の業務改革について、人と組織の視点で考えたことを書きためる場所です。見てきたことの記録として書いています。
noteでも書いています:りゅうた@中小企業の業務改革(note)